迷惑な厨二病たち(SS)
練習とかが増えそうな気配なのでBUZZを復活させてチラシの裏的更新をはじめました。
紙に描くとうわぁぁって感じです。筆圧が下がってきてるのは手が汚れ無くていい・ω・
なんかふと文章が書きたくなったので、書いてみたらよく分からない短編ができました(´・ω・`)
エロがないのでアレですがよければ見てやってください。
短文ですがそのまま乗っける感じでもないので↓の続きを読むを押してください。
???「おーはよッ♪すなおッ」
学校に向かう通学路、いつもの大きな声がして肩を叩かれた。
すなお「はいはい、おはようネジ子、今日も元気ね」
ネジ子「フフフ…昨日も嫌いなサイトを潰して気分がいいの♪」
すなお「…相変わらずね。いくら匿名だからってそろそろやめたら?そういうの」
ネジ子「やめようやめようと思うほど気づいたらやっちゃってるもんなんだよ、どこかの芸人の押すなよ押すなよみたいなもんでッ」
すなお「なにそれ?」
私の名前は森素直(もりすなお)、中学三年の女子。
そして隣ではしゃいでるのが夕闇螺子(ゆうやみねじこ)、クラスメートだ。
思えば小学校ぐらいから同じクラスがつづいている…、俗にいう腐れ縁の仲である。
いつからか変な趣味を持ってしまっているネジ子。
それは「匿名でインターネット上のサイトやブログを炎上させ潰す」というはた迷惑な趣味。
腐れ縁で一応仲良くしている私はこの悪しき趣味をやめさそうと何度か、
…いや何度も試みたのだが、その行為に取り憑かれてしまっているネジ子を説得することはもはや不可能と、
諦めているこの頃である。
すなお「はぁ……」横顔を見ながら考えていたらつい深めのため息がもれた。
ネジ子「どうしたの?嫌な噂でもあった?ネット上のだったらすぐ言ってね、私が瞬殺しにいくから!」
すなお「いや…ちょっと頭痛が……」
ネジ子「はぅ…ッ、パソコンが無いとGoogle先生に相談もできない…ッ」
おろおろとうろたえるネジ子をぼんやりと見る。別に悪い子じゃないんだけどなぁ…。
すなお「大丈夫だから…ありがと」心配してくれたことに礼を言う。
まぁ別に自分に直接なにかあるわけじゃないし…、無理にやめさせることもないか。
そういつもの結論に達したとき目の前に小さな影が飛び出してきた。
???「そんな関係いけませーーーん!!!」
私とネジ子は立ち止まる。いきなり大声を出して小さな少女が目の前に現れた。
明るい金に近い茶髪のツインテール、なにやらフリルのたくさんついた服装、
そして肩からさげたポーチのようなバッグには小さなパソコンが入っていた。
すなお「あなたは…誰?私たちに何か用?」
???「やめてほしいことはもっとハッキリと言わないとダメですよ、私は夜野ひよこ(よるのひよこ)初めまして」
パッと見は小学生低学年に見える子なのにずいぶんとハッキリした口調、澄んだ声だった。
ネジ子「ふーん、かわいいひよこちゃんが何か用なの?さっきすなおも聞いてたけど」
ネジ子は別に興味もないのか適当な感じでひよこに尋ねた。ひよこはネジ子を睨みつけ両手の拳を握り問いに答える。
ひよこ「用ならあるわ、昨日あなたにウェブサイトを潰されたんですから」
すなお「な…」ネジ子「へぇ…、昨日燃やした中身か」
私は突然の被害者の登場に驚き、ネジ子はそういう事柄はすっ飛ばして挑発的な笑みを浮かべる。
すなお「ひ…ひよこちゃんゴメンね、隣のお姉ちゃんがあなたに悪いことをして…」
ひよこは一瞬きょとんとした目をして普通の表情に戻った。どこか余裕が感じられる。
ひよこ「ああ、別に潰されたのはいいんですけど。同種というか…、だって私も-荒らし-ですから」
すなお「はぁ…?」
なんなんだろう、何で私の周りには変なのが寄ってくるんだろう。
これも全ては縁だけは長いおかしな友達のせいか。その友達を見るとさっきまでの笑みが消えていた。
ネジ子「ふーん、じゃあ遠慮なく」
そう言いながらネジ子は携帯のボタンを凄い速さで押しはじ…
『 ボンッッ―――!!! 』
ネジ子「――ッッ!」携帯電話が何故か爆発した。指を火傷したのかネジ子は顔をゆがめる。
目の前のひよこはニヤリと笑った。画板のように肩から紐で固定したパソコンの上を軽やかにタイピングしながら。
ネジ子は何かを理解したかのように苦笑しながら声を出した。
ネジ子「フフフ…メールボムとはやるじゃない…」
私はその単語を聞いても頭の中でクエスチョンマークを浮かべることしか出来ない。
ただひとつ言えるのは、絶対意味違う。
まるでピアニストのように片手でタイピングしてたひよこの手がとまり、タンッ、と強い音がした。
それはまるで爆弾の時限装置を押すかのごとく。
ネジ子「――ッ、やばッ」
ネジ子は慌ててカバンを道に放り投げた。瞬間――
『 ボンッボンボンボンボボボボボボボボボ―――ッッ!!!!!! 』
まるでバクチクのようにカバンの中でたくさんの爆発が起こったらしい。
私は分からないことで、ネジ子は分かっていることで、お互い汗をかいていた。
ひよこ「あらあら、私のウェブサイトを潰したネズミとは思えない、無様ですね」
最初見たときとは完全に別の、なにかどす黒い表情に真っ黒な笑みを浮かべたひよこがそこにいた。
ネジ子「ククク…」
隣のケガをしているネジ子も真っ黒な表情でひよこに向き直る。
ネジ子「派手な花火だったが…、もう花火大会はお開きだよ」
ひよこは一瞬考えそして気づいた。もうネジ子は爆弾に成り得る電子機器(もの)がないことを。
ニタリと笑いながら一歩一歩ゆっくりと、
それでいていつでも飛びかかれるような迫力でネジ子はひよこに近づいていく。
ネジ子「闇の特殊能力(メールボム)はなかなかだったけど…、あなたが私に腕力で勝てるかしら?フフフ…」
ひよこ「ひっ…、ち、近づくなぁッ」慌てるひよこ。
ネジ子「ダーメダメ、悪さした女の子はしっかりお仕置きしないとダメなんだから」
ひよこ「い…嫌ッ、ご…ごめんなさい、ごめんなさいッ!!」
ネジ子「今更謝ったって遅いんだよ…ククク…悪い子はパンツ下ろしておしり百叩きだッッ」
ひよこ「ひぃッ」
すなお「あんたら…いいかげんにしなさーーーいッ!!!!!」
ブワッと風が舞った。
ひよこ「こ…これは」ネジ子の手はひよこの目の前で止まっていた。
ネジ子「な…なんだ、このガキにさわれない…?」
ひよこ「これは…白い保護(セイヴ)の能力……、こんな高クラスの人が近くにいたなんて…」
ネジ子「???」
ひよこをつかもうと手に力をこめるがネジ子の手はひよこには届かなかった。
そこにまるで見えない壁があるように。
『 ポカンッ 』後ろからすなおはネジ子の頭を小突いた。
ネジ子「―いてっ」
すなお「いいかげんにしなさい!ひよこちゃん怖がってるでしょう」
ネジ子「いや…だってあのガキが…先に」
すなお「だっても何も、中3のあんたがあんな小学生の女の子に乱暴していいわけないでしょ」
ネジ子「ぐぐぅ…」
ふぅ…、つい見かねて本気で怒ってしまった。ネジ子はもう諦めたようなのでひよこに話しかける。
すなお「ひよこちゃん…、ネジ子ああみえても根は悪い子じゃないし、携帯とか壊したのだけ謝ってもらえないかな?」
ひよこ「……ネジ子さん、ごめんなさい」
素直に謝った少女を許したのかネジ子は目をそらして別に…とか私も…とかぼやいていた。
ひよこ「それより…」
『 ギュッ―――! 』
いきなりひよこが抱きついてきた。まるで猫の様に軽く、そして温かい。
ひよこ「私の恋人になってください!!すなお様…」
すなお&ネジ子「―――ハァッッ???」
一件落着かと思ったが私の頭痛がするような日々はまだまだ続くみたいだった…。
学校に向かう通学路、いつもの大きな声がして肩を叩かれた。
すなお「はいはい、おはようネジ子、今日も元気ね」
ネジ子「フフフ…昨日も嫌いなサイトを潰して気分がいいの♪」
すなお「…相変わらずね。いくら匿名だからってそろそろやめたら?そういうの」
ネジ子「やめようやめようと思うほど気づいたらやっちゃってるもんなんだよ、どこかの芸人の押すなよ押すなよみたいなもんでッ」
すなお「なにそれ?」
私の名前は森素直(もりすなお)、中学三年の女子。
そして隣ではしゃいでるのが夕闇螺子(ゆうやみねじこ)、クラスメートだ。
思えば小学校ぐらいから同じクラスがつづいている…、俗にいう腐れ縁の仲である。
いつからか変な趣味を持ってしまっているネジ子。
それは「匿名でインターネット上のサイトやブログを炎上させ潰す」というはた迷惑な趣味。
腐れ縁で一応仲良くしている私はこの悪しき趣味をやめさそうと何度か、
…いや何度も試みたのだが、その行為に取り憑かれてしまっているネジ子を説得することはもはや不可能と、
諦めているこの頃である。
すなお「はぁ……」横顔を見ながら考えていたらつい深めのため息がもれた。
ネジ子「どうしたの?嫌な噂でもあった?ネット上のだったらすぐ言ってね、私が瞬殺しにいくから!」
すなお「いや…ちょっと頭痛が……」
ネジ子「はぅ…ッ、パソコンが無いとGoogle先生に相談もできない…ッ」
おろおろとうろたえるネジ子をぼんやりと見る。別に悪い子じゃないんだけどなぁ…。
すなお「大丈夫だから…ありがと」心配してくれたことに礼を言う。
まぁ別に自分に直接なにかあるわけじゃないし…、無理にやめさせることもないか。
そういつもの結論に達したとき目の前に小さな影が飛び出してきた。
???「そんな関係いけませーーーん!!!」
私とネジ子は立ち止まる。いきなり大声を出して小さな少女が目の前に現れた。
明るい金に近い茶髪のツインテール、なにやらフリルのたくさんついた服装、
そして肩からさげたポーチのようなバッグには小さなパソコンが入っていた。
すなお「あなたは…誰?私たちに何か用?」
???「やめてほしいことはもっとハッキリと言わないとダメですよ、私は夜野ひよこ(よるのひよこ)初めまして」
パッと見は小学生低学年に見える子なのにずいぶんとハッキリした口調、澄んだ声だった。
ネジ子「ふーん、かわいいひよこちゃんが何か用なの?さっきすなおも聞いてたけど」
ネジ子は別に興味もないのか適当な感じでひよこに尋ねた。ひよこはネジ子を睨みつけ両手の拳を握り問いに答える。
ひよこ「用ならあるわ、昨日あなたにウェブサイトを潰されたんですから」
すなお「な…」ネジ子「へぇ…、昨日燃やした中身か」
私は突然の被害者の登場に驚き、ネジ子はそういう事柄はすっ飛ばして挑発的な笑みを浮かべる。
すなお「ひ…ひよこちゃんゴメンね、隣のお姉ちゃんがあなたに悪いことをして…」
ひよこは一瞬きょとんとした目をして普通の表情に戻った。どこか余裕が感じられる。
ひよこ「ああ、別に潰されたのはいいんですけど。同種というか…、だって私も-荒らし-ですから」
すなお「はぁ…?」
なんなんだろう、何で私の周りには変なのが寄ってくるんだろう。
これも全ては縁だけは長いおかしな友達のせいか。その友達を見るとさっきまでの笑みが消えていた。
ネジ子「ふーん、じゃあ遠慮なく」
そう言いながらネジ子は携帯のボタンを凄い速さで押しはじ…
『 ボンッッ―――!!! 』
ネジ子「――ッッ!」携帯電話が何故か爆発した。指を火傷したのかネジ子は顔をゆがめる。
目の前のひよこはニヤリと笑った。画板のように肩から紐で固定したパソコンの上を軽やかにタイピングしながら。
ネジ子は何かを理解したかのように苦笑しながら声を出した。
ネジ子「フフフ…メールボムとはやるじゃない…」
私はその単語を聞いても頭の中でクエスチョンマークを浮かべることしか出来ない。
ただひとつ言えるのは、絶対意味違う。
まるでピアニストのように片手でタイピングしてたひよこの手がとまり、タンッ、と強い音がした。
それはまるで爆弾の時限装置を押すかのごとく。
ネジ子「――ッ、やばッ」
ネジ子は慌ててカバンを道に放り投げた。瞬間――
『 ボンッボンボンボンボボボボボボボボボ―――ッッ!!!!!! 』
まるでバクチクのようにカバンの中でたくさんの爆発が起こったらしい。
私は分からないことで、ネジ子は分かっていることで、お互い汗をかいていた。
ひよこ「あらあら、私のウェブサイトを潰したネズミとは思えない、無様ですね」
最初見たときとは完全に別の、なにかどす黒い表情に真っ黒な笑みを浮かべたひよこがそこにいた。
ネジ子「ククク…」
隣のケガをしているネジ子も真っ黒な表情でひよこに向き直る。
ネジ子「派手な花火だったが…、もう花火大会はお開きだよ」
ひよこは一瞬考えそして気づいた。もうネジ子は爆弾に成り得る電子機器(もの)がないことを。
ニタリと笑いながら一歩一歩ゆっくりと、
それでいていつでも飛びかかれるような迫力でネジ子はひよこに近づいていく。
ネジ子「闇の特殊能力(メールボム)はなかなかだったけど…、あなたが私に腕力で勝てるかしら?フフフ…」
ひよこ「ひっ…、ち、近づくなぁッ」慌てるひよこ。
ネジ子「ダーメダメ、悪さした女の子はしっかりお仕置きしないとダメなんだから」
ひよこ「い…嫌ッ、ご…ごめんなさい、ごめんなさいッ!!」
ネジ子「今更謝ったって遅いんだよ…ククク…悪い子はパンツ下ろしておしり百叩きだッッ」
ひよこ「ひぃッ」
すなお「あんたら…いいかげんにしなさーーーいッ!!!!!」
ブワッと風が舞った。
ひよこ「こ…これは」ネジ子の手はひよこの目の前で止まっていた。
ネジ子「な…なんだ、このガキにさわれない…?」
ひよこ「これは…白い保護(セイヴ)の能力……、こんな高クラスの人が近くにいたなんて…」
ネジ子「???」
ひよこをつかもうと手に力をこめるがネジ子の手はひよこには届かなかった。
そこにまるで見えない壁があるように。
『 ポカンッ 』後ろからすなおはネジ子の頭を小突いた。
ネジ子「―いてっ」
すなお「いいかげんにしなさい!ひよこちゃん怖がってるでしょう」
ネジ子「いや…だってあのガキが…先に」
すなお「だっても何も、中3のあんたがあんな小学生の女の子に乱暴していいわけないでしょ」
ネジ子「ぐぐぅ…」
ふぅ…、つい見かねて本気で怒ってしまった。ネジ子はもう諦めたようなのでひよこに話しかける。
すなお「ひよこちゃん…、ネジ子ああみえても根は悪い子じゃないし、携帯とか壊したのだけ謝ってもらえないかな?」
ひよこ「……ネジ子さん、ごめんなさい」
素直に謝った少女を許したのかネジ子は目をそらして別に…とか私も…とかぼやいていた。
ひよこ「それより…」
『 ギュッ―――! 』
いきなりひよこが抱きついてきた。まるで猫の様に軽く、そして温かい。
ひよこ「私の恋人になってください!!すなお様…」
すなお&ネジ子「―――ハァッッ???」
一件落着かと思ったが私の頭痛がするような日々はまだまだ続くみたいだった…。